A Philosophy of Software Design, 2nd Edition Paperback – July 26, 2021

実例コードもたくさんあって、経験のなかでこれまで考えたことが言語化される。抽象的なレベルで、良いソフトウェア開発をするためのエッセンスが詰まっている。

ソフトウェアをデザインする上でメチャクチャ大事なことをメチャクチャ簡潔、明快に、そして普遍的にまとめている一冊。日本語で出す予定は無いらしいのですが（情報源は未確認）、メチャクチャ分かりやすい英語で読みやすいです。この深い内容をスラスラと読ませる文章力に脱帽します。コラムに近い軽さがあるのですが、単純に読み物としても面白いです。プログラミングは独学で学んできましたが、ソフトウェア・エンジニア（と名乗れるほどの者ではないのですが）としての基礎がこの本で完成した、と個人的には思っています。他の方も書いていますが、コメントを重視しているのが良いです。独学であり、個人開発者であるのでコメントはおざなりになっていたのですが、この本でコメントを書く覚悟が決まりました。ちょっとしたきっかけで本著に巡り合えたのですが、本当に幸運でしたね。自分はもう少し早く読みたかったというのが正直な所ですが、誰にとっても遅すぎるということはないはずです。

If you are a software engineer, you need to read this book. It's short and you could easily read it in a few days. I will keep this within arms reach for the rest of my career.

Very simple and comfortable narrative.The logic is clearly developed around complexity.It will be an important book that will be read for a long time to come because it clearly separates what is core and what is detailed technique theory.

コメントを書く時の意識が変わりました。今まで知りたかったことが凝縮されています。が、言語によって文化が違うと思うのでそこは注意。